三和シヤッター工業（高山盟司社長、東京都板橋区）では、９月２１日から高強度オーバースライダー「耐風ガードＯＳＤ」の発売を開始している。

同社によると、近年、台風の大型化により日本各地で強風が猛威を振るい、さまざまな建物において被害が多発している。また、電子商取引の利用拡大による物流倉庫需要の高まりに伴い、都市部を中心に高層化された大型物流倉庫が増加していることから、高層部にも設置可能で、より高い耐風圧強度を有するシャッターが求められていたという。

今回発売した「耐風ガードＯＳＤ」は、最大４５００Ｐａの耐風圧強度（風速85・７㍍／秒相当）を確保したオーバースライダーで、天井に設置したガイドレールにパネルをスライドさせて開閉する機構のパネルシャッター。

スピーディーな開閉操作はそのままに、パネルやローラ軸の構造を見直すことで耐風圧強度を向上させた。耐風圧強度４５００Ｐａにおける設計範囲の最大幅は、８.３mまで対応可能で、業界最大の開口幅を確保した。

販売価格（参考価格）は、６３８万円で、取付工事費や搬入費、諸経費は含まれていない。

同社では、初年度の販売目標、２億円を目指す。

◎関連リンク→　三和シヤッター株式会社