２０２１年から２０２２年にかけて例年より厳しい冬が予想されている。トラックの雪道対策はもう準備万端だろうか。パーマンコーポレーション（大阪市西区）では、冬に向けての商品を豊富に取り揃えており、今年初登場の商品も注目されている。特におすすめしている２商品を担当者に紹介してもらった。

技術・開発部係長の南貴仁氏がまずおすすめするのが、今年初登場の「truck easy sox」（布製タイヤカバー）だ。駆動輪に取り付けることで、布の織り込みが滑りの原因となる水を吸収し、布の繊維が雪道に張り付く効果を利用してグリップ力を生む。まず駆動輪に半分かぶせ、動かしてタイヤを半回転させ、残りをかぶせれば装着完了。

中型車用・４軸低床用・３軸高床用の３種類をラインナップしている。南係長は「乗用車用のタイプは数年前から登場しているが、トラック用はほぼ知られていない。チェーンに比べ軽量なので、どの世代のドライバーにも扱いやすい」と説明する。

南係長がもう１つ紹介するのが「ラチェット式タイヤチェーン」だ。緊急脱出用のラチェット式タイヤチェーンで、アルミ／スチールホイル兼用。タイヤチェーンのベルトをタイヤの裏から飾り穴に通し、ベルトをラチェットに通しハンドルを動かしてチェーンを締めていく仕組み。「安全のためにもタイヤチェーンの早期準備と携行をお勧めしたい」

同社が東京と広島に構える実店舗では、実際に商品を手に取ることができ、ドライバーに人気を博している。パーマンショップ東京店（東京都足立区）は新しくバックヤードを備え、ＥＰスペーサー・ショーリングバー・つっぱりポールをはじめ大幅に店頭在庫を増加した。

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