キョーラク（大阪市中央区）は、環境保護とコスト削減を両立させる大型リターナブルコンテナ「タフパック」を販売している。タフパックは、ストレッチフィルムなどの余分な梱包資材を使用せず、木材梱包の釘打ちや燻製作業を省き、輸送と保管を一体化することで物流ランニングコストを削減させる。

　同製品は、パレットと商品を囲む耐久強度、軽さを兼ね備えた３層ダンボールを使用し、組み立て式の画期的なリターナブルコンテナ。フタやパレットにも特殊技術を採用し、軽量ながらゆがみなどに強い設計で従来品に比べ約２倍になり、大型・重量物の輸送梱包に最適。
　また、フタには段積みができるように設計されており、耐荷重も１㌧まで対応でき、ラックが不要でフレキシブルな配置が可能。保管効率も大幅に向上できるほか、パレットは４方向からフォークリフトのリーチが挿入でき、倉庫内の配置やコンテナの積み込み作業、スペースの有効活用、保管費用の大幅な圧縮に繋がり、コスト削減を実現している。
さらに、ダンボールとフタには開閉が一目でわかる簡単ロックシステムを採用。ロック忘れを予防でき、フタとパレットはフラットになっているので清掃性と積載性が高くなっている。
　また、充実したオプションがついており、ダンボールにオリジナルのロゴがデザインできるほか、パレット内部にはＩＣタグ、側面にはバーコードを貼付でき、管理品質のバックアップもできる。
　梱包がスムーズにでき、様々な荷物の形状にも対応できるように４タイプのダンボールを用意して、顧客の要望に応じてダンボールかプラスチックダンボールの２種類と高さは設計できる。ＰＭＰ開発部の新實誉也部長は「コスト削減の要求が高くなっている中で対応できる商品になっている。環境対策にもなり、長期的に見ればコスト削減にもつながる。レンタルも可能なので導入もしやすく結果もすぐに出る」と語る。
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