ヴォコレクトジャパンは７日、同社の音声物流ソリューション「Ｖｏｃｏｌｌｅｃｔ　Ｖｏｉｃｅ」を安田倉庫が小型家電製品などを扱う首都圏の物流センターで採用したと発表。
　同センターではこれまで、１０００か所を越える店舗からのオーダーにデジタルピッキングで個別に対応していたが、卸店ごとの一括受注方式への変更に伴い、新たな作業効率化ツールとして同システムを導入した。６月から稼働を開始しており、店舗別仕分けや棚卸、検品といった業務の効率化に役立っているという。

　安田倉庫の秋田道雄物流推進部長は、「現場の作業工程の簡素化だけでなく、棚移動機能など、基幹ＷＭＳとの在庫情報のリアルタイム連携が可能になり、事務作業全体の負担軽減にも効果が出ている」とし、「目視による伝票確認の負担が軽減されるとともに、声出しによる活性化が図られるなど作業員からも好評」だという。「現在は首都圏の１拠点での導入だが、取扱商品や運用の特性を考慮しながら他の営業拠点での導入も検討している」としている。
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