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    ロジザード 物流事業者向け倉庫管理システムを発売

    2012年11月29日

     
     
     

     クラウド型の倉庫管理システムを10年以上にわたり展開してきたロジザード(東京都中央区)が、満を持して物流事業者向けの新製品「ロジザードZERO」をリリースした。
     もともとアパレル業界向けのASPサービスとして知名度を上げてきた同社。金澤茂則社長(写真右)は、「業界を絞って深掘りした方が受け入れられやすいという考えからだった。おかげで、繊維・雑貨関連のユーザーは非常に多い」とこれまでの経緯を説明する。
     時代の流れとともにアパレルから通販にシフトし、そこでもブランドの確立に成功している同社だが、意外にも「ユーザーの7割がメーカーではなく、その委託先である物流会社」だという。「通販物流の勃興期にあたっていたことや、3PLの急激な伸びも要因」と同社長は分析する。
     こうしたことから「物流会社の皆さんとの接点が増え、『厳しく鍛えられて』サービスの改良を繰り返してきた結果が、今回の新製品に活かされている」という。


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     同社が従来提供してきたシステムは、アパレル向けの機能を盛り込んだ専用版。「物流会社は、ドライで常温のモノもあれば、緻密な扱いが求められる部品関連など、荷主ごとにさまざまな荷物を扱うのが当たり前」のため、「アパレル用のシステムを、複数の荷主に無理やり適用させているケースもあった」という。「どうしても適用できる部分とできない部分があり、同じ会社の中で管理が細切れになってしまっていた」。
     営業部の柿野充洋課長は、「今回の新製品では、物流会社の皆さんに『使って便利』と思ってもらえる製品にしたかった」と、その背景を説明。「気軽に使えて、徹底的に使い勝手が良い」というのが「ロジザードZERO」のコンセプトで、アパレルに限らず、「どんな商品にも対応できるのが最大の特長」だ。「通販のようなBtoCだけでなく、同じ倉庫でBtoBの荷物も扱うのが物流業界」とし、製造ロット番号などでの管理も可能にした。
     金澤社長は、「機能としては従来版や他のWMSとそこまでの違いはないが、荷主単位で細かく管理できるのがポイントで、倉庫内で浸透していくハードルは格段に低い」と付け加える。
     価格体系は2パターンを用意。従量プランの場合、初期費用はシステム名が表すように無料。1出荷10円で月額1万円から最大10万円。定額プランは、初期費用は30万円で月額の利用料は5万5千円になる。柿野課長は、「荷主ごとに最適なプランを選んでいただきたい」とし、「1日10件の案件から、数千万円規模の荷主まで、すべてをカバーできる」と自信を見せる。また、「Excelで管理されている現場で、ぜひお使いいただきたい。月額1万円で管理ミスのリスクを格段に減らせるはず」と付け加える。
     一般的にシステム導入時には初期のコンサルティングやサポートにそれなりの費用がかかるケースが多いが、「ロジザードZERO」では、導入時のサポートプランを段階別に設定。「ユーザーの担当者の皆さんにがんばって覚えてもらえれば、その分、初期費用が抑えられる仕組み」という。
     なお、同製品のユーザーは「ロジゼロメンバーズ」に登録できる。今後、会報誌やセミナーの案内など、有益な情報提供を予定しているという。「ゆくゆくはマッチングサービスも手がけ、物流業界を盛り上げていきたい」と展望する。
    ◎関連リンク→ ロジザードZERO

     
     
     
     
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