セキュリティサービスを幅広く手掛けるアラコム（東京都港区）は、常駐警備や機械警備（システム警備）に加え、巡回警備も展開。トラックの盗難や事務所荒らし防止にも対応している。東京支社システム営業部の片野齊市部長は、「車両盗難に不安のある事業者の方に、ぜひ活用いただきたい」と語る。

　機械警備に関しては、「『発報から２５分以内に駆けつけなければならない』という警備業法に対応可能な都内中心に絞ってサービスを提供している。それ以外の地域ではセントラル警備保障と提携しカバーしている」と説明する。
　ビルや事務所だけでなく、駐車場や車庫にも対応。「施設や事業者ごとの運用によって、センサーやカメラなど機械の組み合わせを考えていく」という完全オーダーメイド型。「『ここが困っている』というようなことがあれば、重点的に対処していくことも可能」とも。
　また、外部からの侵入だけでなく、「従業員にカードを渡し、入退室の記録を取るなど、『内側のチェック』も可能。何かあった際に、誰が室内にいたのかを確認することもできる」という。
　大手はあまり手掛けていない巡回警備も得意としている。夜間、車やバイクで警備員が見回りに行く仕組みで、毎日決まった時間に訪問するケースと不定期に見回るケースがある。
　ただ、「警備サービスを導入することで『抑止力』は確実に向上するが、『入れたら安心』ではなく、最終的には経営者を含めた社員全員の心掛け次第」とし、「隙を見せないよう、日頃から意識してほしい」と語る。
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