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製品・IT
コアーズインターナショナル パンク予防に好評「スライム」
2014年1月27日
コアーズインターナショナル(大阪府堺市)は、運送業界向けにパンク予防製品「slime(スライム)」シリーズを販売。昨年のトラックショーに出展し、多くの運送事業者から好評を得たという。「slime」は、アメリカで約20年前から展開しているタイヤシーラントのパイオニアブランド。パンクの際に、糸くずのような細かなファイバー繊維とバインダーポリマーがタイヤの穴をつなぎ、エア漏れを止めるというもの。水洗いできるのが特徴だ。
特販事業部の柴田達人部長は、「排水溝に髪の毛が詰まると水が流れなくなるのと同じ仕組み」と説明。「1か所で固まるとアンバランスになるが、液体のまま固まらないので、常に流動性を持っている」と付け加える。「タイヤに搭載された空気圧センサーに影響することもない」という。
同部長は、「簡易的なパンク修理剤は他にもあるが、タイヤ内部で『ゴムのり』のようにまとわりついて落とせないものが多く、使った後のタイヤは廃棄されることが多い」と指摘。「slime」であれば、「水洗いで落とした後に、パンクを修理すれば、従来通り使える」。
「slimeプロ」は、「slime」よりも粘着性が強く、「時速100kmを超えるような高速走行でもハンドルにブレが起きない」のが強みだ。乗用車から大型トラックまで全ての車種で使えるという。
コストは5ガロン(約18L)缶で算出すると、10トン車で1輪あたり約1800円。12輪の車両だと1台あたり約2万1000円になる計算だ。トレーラなどのタイヤサイズ11Rクラスでは、1輪あたり約2400円となる。同氏は、「遠方の配送先でパンクすると、出張修理で想定外のコストが発生してしまうという悩みをよく聞く」とした上で、「保険の意味で入れておけば安心。『フロントだけ』などの使い方もある」と話す。
特別な機械は不要で、施工は1輪あたり5分程度で完了。有害物質が入ってないことは専門機関で確認済みで、水洗いも可能。「釘などが刺さっても空気圧が下がることはない。ぜひ活用頂きたい」。
◎関連リンク→ コアーズインターナショナル株式会社 -
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