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    極東開発工業など3社 小型トランスヒートコンテナ実証実験を開始

    2014年9月29日

     
     
     

     三機工業(東京都中央区)、三重中央開発(三重県伊賀市)、極東開発工業(兵庫県西宮市)は8月6日、三重県内で簡易移送型トランスヒートコンテナを用いた実証試験を開始したと発表。
     試験では、伊賀市内の三重中央開発エネルギープラザから発生する焼却排熱を小型トランスヒートコンテナに蓄熱し、産業廃棄物収集運搬車として利用されている脱着ボディー車を用いて約10㌔㍍離れた温泉宿泊施設まで運び、給湯用熱源として利用する。


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     この開発は、従来のトランスヒートコンテナ(標準で24トン)に比べて総重量を10トン以下に小型化し、フックロールで運搬できるようにすることで、廃棄物収集ネットワークの中に排熱供給事業を組み込むことが可能となり、効率的な熱輸送によるランニングコストの低減と、小型化・簡易化により従来のインフラを利用しながらイニシャルコストの低減を図り排熱を利用しやすくし、温暖化ガス削減に貢献することを目的としている。
     今後は、「廃棄物焼却施設などから発生する排熱を有効利用し、温暖化ガス削減に資する技術の一つとして、3社が協力しながら早期の市場導入を目指し、自治体や民間事業者などへの営業を強化していく予定」としている。
     簡易移送型トランスヒートコンテナは、平成23年度に環境省地球温暖化技術開発等事業に「簡易移送型潜熱蓄熱システムの開発」として採択され、3年間の開発期間を経て今年4月から実証試験を開始。試験は9月末に終了し、10月から本開発技術の普及に向けた営業を開始する予定。
    ◎関連リンク→ 極東開発工業株式会社

     
     
     
     
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