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    山梨総合運輸 全車両にバックセンサー導入

    2015年5月25日

     
     
     

     山梨総合運輸(山梨県甲斐市)は、トラック専用のバックセンサー「TPーBS01」を全車両に導入した。車両後方に4つのセンサーを取り付けることで、後退時に障害物の存在をドライバーに知らせ、看板やシャッターなどとの衝突事故を防止する。運送会社向けの安全製品を専門に取り扱うトライプロ(東京都世田谷区)が販売した。
     ドライバーは、LEDによる表示とブザー音で障害物との距離を把握できる。ブザー音は距離で変化するため、モニター部を凝視しなくても距離をつかむことが可能。有効距離は250cm。
     山梨総合運輸で安全対策の陣頭指揮を執る宮本真典業務部長は、「軽微なものも含め、これまで当社で発生した接触事故を分析すると、後退時の事故が50%近くを占めていた」とし、「事故削減への道として、まずバック時の対策に着目した」と導入の背景について語る。


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     バックセンサーを選んだ理由として同部長は、「バックモニターを装着していても、ドライバーが見ていないケースは少なくない」と指摘した上で、「視覚でダメなら聴覚でサポートしようと考えた」と話す。
     また、グループ会社の川崎陸送(東京都港区)がバックセンサーを導入し、大きな効果を生んだことも一つの要因だという。「一気に事故をゼロに出来れば良いが、現実的にはなかなか難しい。であれば、まず多いところ、すなわちバックの事故から減らしていこうと考えた」。
     価格面とのバランスを意識し、バックセンサーだけで導入できるものを探したところ、トライプロのHPに辿り着いたという。「3か月から半年かけて、1台、3台と慎重にトライアルを繰り返し、効果を確認した上で全車両への導入に踏み切った」。
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     安全対策について同部長は、「当社もまだまだ発展途上」と前置きした上で、「全てを機械に頼るのもダメだし、口頭での指導だけでは事故は減らない。両方が相まって事故ゼロが達成される」と持論を展開。「今後も、当社のモットーである『安全は全てに優先する』を軸とし、さらなる対策を進めていく」。
     トライプロの高木宏昌社長は、「おかげさまでユーザーからの評判は非常に良い。1台でも多く導入車両を増やし、事故削減に貢献したい。まずは気軽に問い合わせてほしい」と語る。問い合わせは、電話03(5790)9295番。
    ◎関連リンク→ 株式会社トライプロ

     
     
     
     
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