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    ライナロジクス 配車支援ではなく計画立案「LYNA2」

    2015年7月1日

     
     
     

     ライナロジクス(千葉県市川市)の完全自動配車システム「LYNA2」がユーザー数を着実に伸ばしている。同社の朴成浩社長が大学で研究していた「組み合わせ最適化」の技術をベースとする同システムの最大の特徴は、「コンピューターで自動的に計画を立てられる点」。当たり前のように聞こえるが、「これまで紙と鉛筆でやっていた配車業務をコンピューターに置き換えるという配車『支援』ではなく、極端な話、配車マンがいなくても計画が立案できるシステム」と同社長は説明する。
     配車「支援」の場合、「コンピューターに置き換えられる部分以外は、今の業務をそのまま配車マンがやるケースが多い。そこに、『その業務は正しいのか』という視点はない」と指摘。「現状をリセットして、どうやるのが最適なのかを考えることが重要」とシステム導入の意義を強調する。


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     「LYNA2」は、出荷情報をオーダー伝票などから取り込むと、どの車種が何台必要か、どの荷物をどの車両が配送するか、さらにはその訪問順までをワンクリックで立案。積載上限や時間指定などの制約条件も細かく加味される。
     また、運送事業者にとって「本当に良い計画」とは何かを考え、コストベースの最適化を実現。「燃料代や人件費、減価償却費など、車両の使用にかかるコストがいちばん安い計画を割り出す」という。
     複雑なコストモデルであっても、最新のアルゴリズム技術で質の高い配車計画を高速で立案する。「たとえば配車を行う上で、大型車で一度行けば良いのか、小型車が何台も行った方が良いのか迷うことがあるが、正解はその中間にあることもある。2トン車何台、4トン車何台といった細かな編成を、現実的な計算時間で割り出せる」。
     さらに、物流の現場に存在する多種多様な慣習にも対応。「15年やってきた中で、行く先々でユーザーから求められるものをどんどん取り込んできた結果。地道に改良を重ねてきた」。顧客専用のシステムを作り上げるという選択肢もあったが、同社長は「あくまでパッケージソフトとして提供することにこだわり、その中にすべてのノウハウを盛り込んできた」と振り返る。
     これらの積み重ねにより、「どこでも導入してもらえば、すぐに配車できるというものができた。現場仕様に耐えられる製品」と同社長。食品や建機リース関連を中心に、地場の運送事業者から大手3PLまでユーザーも増えてきている。「配車マンやドライバー不足というのも導入の動機になっている。人材不足であれば、今のリソースでやりくりするために、『やり方を変える必要がある』と考えられている経営者は多い」。
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     朴社長は、「荷主は『コスト削減』で運賃を叩くのはやめ、適切な計画を立てて運送事業者と連携することで、競争力の底上げにつなげていただきたい」と力を込める。
    ◎関連リンク→ 株式会社ライナロジクス

     
     
     
     
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