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製品・IT
富士通 輸送コスト適正化支援サービスを販売開始
2016年6月30日
富士通は6月1日、荷主企業や輸送事業者の輸送コスト削減に向け、最適な物流拠点や輸送経路を可視化して提示する「FUJITSUインテリジェントデータサービス物流プローブ分析輸送コスト適正化支援サービスSoXYZ(ソクシーズ)」の販売を開始した。
同サービスは、全国で約7.5万台に装着されている同社グループ製のネットワーク型デジタルタコグラフから収集・蓄積される走行実績データを基に、荷主企業や輸送事業者が持つトラックの出発・到着地点や日時などの輸送情報を解析した上で、物流拠点や輸送経路の見直しによる輸送コストの試算を行う。
現状の輸送情報を事業者側がエクセルなどで提示。同社クラウド上の物流プローブプラットフォームで走行実績データの解析を行う。さらに、物流拠点の配置や輸送経路などを様々なパターンでシミュレーションした上で、見直し後の輸送情報や輸送コストの算出結果をエクセルなどで提供する。これまで数値化できていなかった現状のコストと、試算された見直し後の輸送コストを比較でき、変動する輸送環境に適した物流拠点や輸送経路を選定することが可能になるという。
同社は、今後も物流関連サービスとして、トラックやバス事業者向けの運行ルートの策定や物流不動産に関わる交通情報の提供など、富士通交通・道路データサービスのデータサービスを「oXYZ(オクシーズ)」シリーズとして提供し、物流業界の健全な成長に貢献していくとしている。同シリーズは、クラウド上に集まるデータを解析した上で物流業界へ提供するサービス群であり、今回の「輸送コスト適正化支援サービス(ソクシーズ)」はシリーズ第1弾となる。
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