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製品・IT
アールアンドピー 死角ゼロへの挑戦「BE-RV141Aシリーズ」
2017年6月13日
バックカメラ・フォークリフト用バッテリーなどを販売するアールアンドピー(山下満社長、大阪府大東市)は、システム車種を選ばない画期的な最大4点カメラ搭載可能なバック&サイドカメラシステム「BE-RV141Aシリーズ」を発売し、「死角ゼロ」に挑戦する。全ト協の後方・側方視野確認支援装置の助成対象装置に向けて現在申請中で、いままで以上の事故防止効果が期待されている。
山下社長が同システムを開発したきっかけは、トラックが男性を巻き込んだ死亡事故をテレビで見たことだった。当初、この事故はトラックの運転者が男性を巻き込んだと見られていた。しかし、その後、被害者の男性は自身に多額の保険金をかけ、事故とみせて自殺していたことが判明した。いわれのない罪でトラックドライバーが疑われる事態を防ぐため、車体を広く細部まで見渡せるようなカメラシステムが必要と、製品の構想を練った。
同システムには、高画質WVGA液晶の7インチ4画面モニターを採用。鮮明な画像が得られ、作業におけるストレスもフリーになるうえ画面の分割表示の切り替えがモニターでも行え、スムーズに操作可能。サイドビュー自動切り替え機能も搭載した。初期設定では、モニター画像は常時後方カメラ画像を写し、ウィンカーを操作することでサイドカメラ画像に切り替る。
一方、カメラは低消費電力タイプで、防塵・防水仕様でIP68テストをクリア。広角約163度で、手前から遠方まで的確に把握できる上に、取り付けも専用の配線で、従来のものより簡単にできるように工夫されている。カメラの取り付け場所は、後方や側方以外にも前方や荷台側方など最大4か所まで自由に選ぶことが可能。オートディマー機能採用により、周囲にあわせ明るさを自動調整する。
システムはトレーラ車用とトラック車用があり、4カメラだけでなく2、3カメラというニーズにも柔軟に対応する。録画機やドライブレコーダーとの連動も可能。山下社長は「念願だったシステムがついに形となった。さまざまな車種に対応できるのがシステムの魅力。ドライバーの強い味方となり、事故防止の一助となれば」とコメントした。
見積もりは無料で、「特に、海上コンテナなどの大型車両にはぜひ、搭載をご検討いただきたい商品」と、山下社長の安全追求への意欲はますます旺盛だ。
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