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製品・IT
双日など3社が協業 物流IoTサービスに参入
2017年9月29日
双日、アイ・サイナップ、京セラコミュニケーションシステムの3社は8月28日、新無線通信技術「LPWA」 の一つであるIoTネットワーク「Sigfox」を活用した物流IoTサービスの提供において、協業を開始したと発表。
物流業界では昨今、「安全性と効率性の両立」と「環境にやさしい」物流サービスの構築・運用に加え、「グローバルサプライチェーンマネジメントの高度化」「リアルタイムでシームレスな情報連携」への対応が求められている。3社は、物流業界が抱える課題解決と物流の生産性向上に向けて、Sigfox関連のセンサ・デバイス、アプリケーションサービスを開発・提供する。今回利用するSigfoxは低コスト、低消費電力、長距離伝送を特長とした、グローバルな通信規格。
これまでは「通信料」「電源」「通信基盤(エリア)」の制約により、データ収集・分析ができなかった物流アセットの位置・稼働状況の事業者間での連携および、貨物の発送情報・積載情報などを荷主/ドライバー間でシェアするサービスに焦点を当て開発・提供するもの。このサービスでは、電池交換が複数年不要なセンサ・デバイスの費用に加え、Sigfox通信費、クラウド利用料の全てを含んだサービスを低価格で利用できることを目標とし、サプライチェーン全体の効率化および、集配効率の向上、積載量の変動(ムラ)の緩和を図り、物流の生産性向上に貢献する。
ターゲットは各種コンテナ(特殊コンテナ・リーファーコンテナ・ISOタンク)、被牽引車両(トレーラシャシー・ウイングシャシー)、物流機器(通い箱・パレット)および、シェアリングサービス関連事業者(荷主・ドライバー)など。17年度は同サービスに興味のある物流事業者との実証運用を推進し、改良と検証を行い、18年度内の実用化を目指す。
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