イサム塗料（大阪市福島区）では、防滑塗料「スキッドガードＴＯＵＧＨ（タフ）」をトラック荷台の縞鋼板ステップなどへの活用を提案している。

同製品は、塗料の中に細かいビーズ材を入れることで防滑性を付与。ヤスリのようなザラザラの状態を作り出し、雨に濡れた床面でのスリップを防止する。

同社車両塗料グループの山本優氏は、「これまでは滑り止めテープを使われていたと聞くが、時間が経つと剥がれてくるはず」。その点、同製品は「強靭な塗膜で、耐摩耗性に優れ、高い耐久性を発揮する」という。

ユーザー自身で施工可能。施工後は、「簡単なメンテナンスを定期的に行うことで、きれいな状態を維持できる」。

玄関や通路、公園や駅などの公共施設などをターゲットとして開発された同製品。元の床面の風合いを損ないにくい点などが評価されていた。この製品を「安全」というテーマで見直し、先ごろ行われた「ジャパントラックショー２０１８」に出展したところ、非常に好評だったという。「安全に対してシビアに考えられているユーザーが多いと感じた。労災対策の一つとして興味を持ってもらえた実感がある」とし、さらなる普及をめざす。

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