カシオ計算機（東京都渋谷区）は、ＬＥＤ灯の発光色を変化させて信号を送信する独自の可視光通信を使った高精度の位置測位システム「ｐｉｃａｌｉｃｏ（ピカリコ）」を発売。倉庫など屋内で作業する移動機器の位置や状態の情報を収集する。

　同システムは、フォークリフト、パレットなどに設置したＬＥＤ灯から信号を送信し、カメラで受信することで、移動機器の位置をリアルタイムに測位するもの。ＬＥＤ灯の信号を切り替えることで、位置測位だけではなく、積み荷の有無といった移動機器の状態も情報として収集できる。

　測位した位置データは、動線分析システムや位置管理システムなど、多様な上位システムで利用可能。「当システムで使用する可視光通信は、電波の使用が制限される環境や、通信用ケーブルを設置できない状況でも導入が容易」としている。

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