日産ディーゼル工業は１９日から、大型トラック（車両総重量２５トンクラス）をフルモデルチェンジして、「Ｑｕｏｎ（クオン）」シリーズとして全国一斉に発売開始。
　｢クオン｣は、超高圧燃料噴射と尿素ＳＣＲ触媒を組み合わせた、尿素ＳＣＲシステム｢ＦＬＥＮＤＳ｣を搭載。日本で初めて平成１７年（新長期）排出ガス規制に適合した。
　また、新型キャブを採用し、エクステリアは先進の解析技術で空気抵抗を大幅に低減。インテリアは、人間工学に基づいて使いやすさを徹底的に追求した操作機器の装備や、世界で初めて採用した運転席ＳＲＳニーエアバッグの採用により、居住性や安全性を向上させた。
　さらに、省燃費運転音声ガイドシステム「燃費王」をオプション設定。走行中にリアルタイムで、音声と画像で燃費の良い運転方法をアドバイスすることで、一層の燃費向上に貢献できる。
　価格は１４８０万９７２５円─１８６２万３８２５円。０４年下期で７５０台の販売をめざす。