日本輸送機（ニチユ）は１９日、３．５トン積みのカウンターバランス型バッテリーフォークリフト「Ｔｒａｎｓｅｒ　ＦＢ３５ＰＪ」を８月１日から発売すると発表。荷物の大型化や重量物取扱いの増加に対応するもので、従来型の３．５トン積みに比べて低価格を実現した。
　小回り性、雨天時の屋外使用を考慮してコンパクトな車体設計を取り入れたほか、登坂・降坂時の安全な走行を実現する「セーフティークルーズ」を採用するなど、機能性、安全性を高めた。電動パワーステアリングや多彩な回生機能で大幅な省エネ化も実現。
　物流業界ではＣＯ２削減が大きな課題となっており、全フォークリフトのうちバッテリータイプの占める割合は４７．９％に達しているが、３．５トン積みクラスでは５％弱にとどまっており、今後、同クラスでの需要増を見込む。価格は５１５万円（税別）。