いすゞ自動車、双日、ウクライナのバグダン社の３社は２０日、ウクライナでのバス・トラック事業拡大に加え、ロシア・ＣＩＳなど旧ソ連圏市場への輸出も視野に入れた検討を開始することで合意。販売事業の拡大として、「いすゞエルフ」のプラットフォームを使用したバグダン製バスに加え、小型トラックの投入も検討する。
　ウクライナの自動車市場は、同国の順調な経済発展で、９５年には３万台規模から、００年には８．４万台、０２年には１３万台レベルまで拡大。このなかで、いすゞエルフをベースとするバグダン製バスは９９年の販売開始以来、初年度出荷実績９台から、０３年には１６１０台へと急速に拡大し、０５年は約２４００台の出荷を見込んでいる。今後は小型トラック投入を含めた販売事業強化で、将来的には年間２万台規模の販売を目指す。