新日鉄ソリューションズとアプリソジャパンはこのほど、疎結合な分散環境でリアルタイム協調を実現する製造・物流実行管理ソリューションの推進で協業すると発表。中核となるソフトウェアとして、アプリソ社の製造・物流実行管理プラットフォーム製品「Ｆｌｅｘ　Ｎｅｔ」を適用する。
　「Ｆｌｅｘ　Ｎｅｔ」をベースにした分散リアルタイム協調での製造・物流実行管理ソリューションは、コンポーネントを追加した全社統一的なフレームワークに、製造・物流の現場での独自仕様を盛り込んで構築。複数の製造・物流実行管理システム間では、連携が必要なトランザクションデータを、リアルタイムに疎結合連携する。
　また、製造・物流実行管理システムと全社基幹業務システム間では、全社で連携が必要な情報を基幹業務システムが求める頻度に合わせて疎結合連携する。これらの疎結合連携には、ＷＥＢサービスのＸＭＬを使用。また、製造・物流実行管理システム内では、ＲＦＩＤデータによる入出荷トランザクション生成に対応するとともに、トレーサビリティ情報も保存し、検索を可能にしている。
　リアルタイム実績を把握することで、注文の変更や機械の故障などの例外イベント発生時への迅速・適切な対応を、全社基幹業務システム層を介することなく、現場の判断で行なうことが可能となる。
　また、ソリューション内に保有する標準業務プロセスを、国内外の現場で統一的に横展開させるなど、製造・物流実行管理系での業務プロセスの標準化を支援する。
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