デンソー（愛知県刈谷市）は６日、ＣＳＲ(企業の社会的責任) の考え方や取り組みをまとめた「ＣＳＲレポート２００６」を発行した。
　同社は１９９９年から毎年、環境・社会活動をまとめた「環境社会報告書」を発行。社会的責任経営の考え方や取り組みについて、広くステークホルダー（利害関係者）に対して説明責任を果たし、理解と信頼を得るため、今年度から構成と内容を刷新し、名称を「ＣＳＲレポート」に改めた。
　同レポートは、今年４月に新たに策定したＣＳＲ方針「デンソーグループ 企業行動宣言」に基づき、社会の持続的な発展に貢献するためのコミットメントと具体的な取り組み内容を、顧客・株主・仕入先・地域の人々・社員というステークホルダーとの関係ごとに分けて掲載。
　また、同社が重点的に取り組む分野の「社員尊重・環境保全・社会貢献」を「デンソーＣＳＲチャレンジ」として今回からシリーズ化して紹介。初回となる今年度は「社員尊重」の取り組みを人づくりの視点から特集としてまとめている。
　デンソーでは、「デンソーグループ企業行動宣言に沿って、事業を展開するすべての国と地域で、グループ一丸となってＣＳＲ活動を実践し、社会から信頼され共感される企業づくりを目指していく」としている。
　なお、レポート全文は、同社ＨＰで掲載されている。
　ＵＲＬは、http://www.denso.co.jp