日産ディーゼル工業は１１日、通信モジュールを内蔵した車両総合管理ツール「ＵＤ─テレマティクス」を大型トラック「クオン」に標準装備（一部車種を除く）し、１２月１日から全国で発売すると発表。他社の車両を含めた既販の普通トラックに装着できる部品キットも同時販売する。
　同製品は双方向通信、リアルタイム情報を活用した効率的な運行管理に加え、エコドライブを支援する走行時のリアルタイム音声ガイド「燃費王」機能やエコドライブ支援レポート、安全運転レポートの提供機能、車両状況把握やメンテナンスに必要な車両データ収集機能などを搭載。事務所では、さまざまな情報を一括してリアルタイムで管理できる。また、同製品は国のＥＭＳ補助事業のＥＭＳ用機器の基準に対応している。
　同社は、「国際物流総合展２００６」に同製品を出展することを決定。会場では、１台の大型スクリーンと６台のディスプレイで機能やサービスを紹介するとしている。
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