日産自動車（カルロス・ゴーン社長、東京都中央区）は９月２５日、保有する日産ディーゼル工業の普通株式の全て（１８２１万１０００株）をボルボに売却すると発表した。
　同社は保有していた日産ディーゼルの普通株式１９％のうち、１３％を今年３月にボルボへ売却しており、今回の売却は、残りの保有普通株式を追加取得できるオプションをボルボが行使するもの。また、同社は保有する日産ディーゼルの優先株式もボルボへ売却する。
　日産ディーゼルとボルボの間では４月以降、商品、開発、製造、販売、調達の５つの事業領域を中心に、アライアンスのシナジー効果を高めるべく検討を進めているが、今回の株式取得により資本関係が一層明確になった。
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