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    バッテリーフォーク『ARION』をフルモデルチェンジ

    2007年1月24日

     
     
     

     小松リフトは23日、カウンターバランス式バッテリーフォークリフト『ARION(アリオン)』シリーズをフルモデルチェンジし、26日から発売すると発表。
     同日、都内のホテルで開いた記者発表会では渋谷武男社長が、「全力を傾けて開発した自信作。この良さを多くのユーザーに知って頂きたい」と意気込んだ。同社がフルモデルチェンジするのは、4輪タイプで8年振り、3輪タイプでは11年振りとなる。


     新型アリオンでは、水や埃の進入が少ない二つの密閉タイプの走行モーターを、左右それぞれの前輪に直結・制御させる「デュアルドライブ」を搭載。
     滑りやすい路面や凸凹路面でも、エンジン車に迫る優れた走破性・直進性を実現した。
     ブレーキには、耐水・耐久性に優れた密閉湿式のディスクブレーキを採用。屋外走行での安全確実な制動を可能にしている。
     また、新たに、これまで運転者から離れてハンドル横にあった作業機操作レバーを、運転者に近い右側手元に「コンビレバー」として配置。 前後進操作レバーも一体内蔵した。
     この結果、最小限の動きで荷役・前後進切り替えができるようになり、連続操作によるオペレーターの疲労を大幅に軽減した。
     価格は230万円から。
     新機能を多数搭載したモデルチェンジだが、価格は従来比2万円の値上げに抑えている。
     さらに、同社では世界初のバッテリーハイブリッド車も開発しており、4月からの発売開始を予定しているという。
     同車の電源は、走行モーター制動時に発生する電流を回収・蓄電するキャパシタとバッテリーの2系統。標準機に比べ、電力使用量を最大20%節約できる。
     また、急速補充電が可能な同社独自のインバーター充電器も搭載。
     1時間で約60%のバッテリー容量を回復でき、急な残業や充電忘れなどでも安心となっている。
     渋谷社長は、「グループを挙げて環境に配慮した車両の開発に取り組んでいる。今後も、メーカーとしての社会的責任を果たしていきたい」と語った。
     同社HPは、http://www.lift.co.jp/
                               (07/1/24)

     
     
     
     
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