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    松下電器産業 「iーpro」、高画質のNW監視カメラ

    2007年6月8日

     
     
     

     倉庫セキュリティに関する新たな認証「TAPA」に注目が集まる中、関連する機器メーカーも市場への製品投入に力を入れている。中でも、倉庫の安全性確保のために欠かせないのが監視カメラ。同認証は保管中の品物の盗難や紛失を防ぐことを目的としており、死角を生むことのないよう、万全の監視体制を築くことが要求事項に規定されている。
     松下電器産業パナソニックシステムソリューションズ社(横浜市港北区)が提供するIPネットワーク監視カメラシステム「i─pro(アイプロ)」シリーズは、すでにTAPA認証物件への導入事例を持つ。


    ipro400.jpg
     セキュリティ本部営業企画チームの蒔田喜彦主事(写真)は、同製品の最大の特徴として「高画質」を挙げる。
     同主事は、「アナログ製品など、これまでの監視カメラは『誰かいるな』『何か動いているな』ということが分かる程度の画質しかなかった」と指摘した上で、同製品の性能について「男女の区別はもちろん、文字の判別もできる」と説明。「プログレッシブ方式」と呼ばれるデジタルテレビ放送などに採用されている高度な映像技術を用いて、「ネットワークに負荷をかけることなく高画質を実現している」という。
    camera2.jpg
    従来のカメラ画像
    camera3.jpg
    「iーpro」画像。表情も文字も鮮明に確認できる
     MPEG(動画)とJPEG(静止画)の二つの形式で、同時に録画できるのも特長のひとつ。また、「通常は映像信号とカメラ電源、二本のケーブルが必要」だが、同製品はカメラ電源を必要としない「PoE受電方式」を採用し、「専用のネットワークケーブルを敷設するだけでカメラ設置が可能。設置が容易な上、コストも抑えられる」。
     さらに、「万一、ネットワークに障害が発生した時のために、SDメモリーカードが内蔵されている」という。
     倉庫以外に目を向けても、「現在設置されている監視カメラは、ほとんどがアナログカメラ」というのが現状。しかし、セキュリティに対するニーズの高まりで、IPネットワークカメラへの移行が徐々に進んでおり、同製品も銀行や鉄道駅、顧客情報を扱うオフィス等への導入実績を持つ。
     「TAPA仕様に対応していることは製品上の大きな強み」とし、今後、TAPA認証の認知度が上がることで、「倉庫への導入事例もこれから増えていくだろう」と話す。サポート体制なども今後、さらに強化していく構えだ。なお、コストは「施設の規模等で変わってくる」としている。
     同社には30年以上にわたって監視カメラ技術に取り組んできた歴史があり、「画像解析技術には自信がある。今後もこの技術を軸に、製品をさらに進化させていく」と意気込む。
    iprocamera.jpg
     詳細は同社HP、http://panasonic.co.jp/pss/(村上千秋記者)

     
     
     
     
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