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    日本フォームサービス 鍵管理に「フォービス・トラカ」

    2007年7月30日

     
     
     

     煩雑な「鍵の管理業務」を効率的に。データセンター向けのサーバーラックなどの製造・販売を手がける日本フォームサービス(東京都江東区)は、鍵管理システム「Forvice Traka(フォービス・トラカ)」の普及を進めている。企画部の枝園司氏は「物流業界に幅広くお使いいただけるはず」と話す。


     同システムのポイントとなるのは「iFob」と呼ばれる専用キーホルダーで、鍵番号などのID情報を搭載。鍵が納められているキャビネットはテンキー入力やIDカードなどで開けるため、「iFob」の情報と、開けた人の情報を結び付けることで、「どの鍵を」「いつ」「誰が」使っているのかを管理PC上で把握できる。リアルタイムでの把握はもちろん、一か月間の履歴をとることも可能。
     枝園氏は、これまでの鍵の管理方法について、「(利用の度に)台帳に記入するなどして行うケースが多かった」とし、「紛失や返却し忘れなどが発生すると、管理者が関係先に連絡して鍵を探さなければならなかった」と指摘。同システムを活用すれば、「管理者の負担が軽減するうえ、だれでも簡単に管理業務ができる」とメリットを強調する。管理PCは複数台設定できるため、「離れたフロアでも管理可能」という。
     使用権限のない人は、鍵を抜き取れない。また、鍵の貸し出し時間の制限を設定し、「時間が来たら管理PC上にアラートを出すことも可能」。
     「運送事業者向けとしては、車両の鍵の管理にお使いいただける」と同氏。「誰が」「いつ」「どの車両に」乗っているのかを把握でき、運行管理のツールとして役立つという。また、車両の状態と使用履歴を結び付けることで、車両管理としての使い道も。同製品発祥の地であるイギリスでは、車両修理コストの削減に成功している例もあるという。
     また、「キャビネット開閉の認証機器としてアルコール検知器を連動させ、検知にひっかかった人は鍵の取り出し・返却ができないようにする」といった、飲酒運転撲滅を目的としたソリューションも検討中で、「運行管理上の安全確保はもちろん、ドライバーへの抑止効果も期待できる」と自信を見せる。ほかにも、フォークリフトと連動させ、「免許保有者など、権限のある人しか運転できない」ことで、事故防止、労災防止に役立てるソリューションも用意。
     費用は、60本用のキャビネットの「Sタイプ」が250万円。ほかにも、10本用、20本用、180本用とそろえる。同氏は、「盗難や情報漏洩など、『何かあってから』では遅い。抑止効果や、万一の際の原因追及のためにも、鍵の使用履歴を残すことは重要。操作は簡単なので、まずは実際に見て、使いやすさを確かめていただきたい」と説明。
     問い合わせは、電話03(3636)0011番まで。 
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    ◎関連リンク→日本フォームサービス

     
     
     
     
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