インクリメントＰのパソコン用地図ソフト「ＭａｐＦａｎ ＰＬＡＮＮＥＲ」のオプションソフト、「ｏｐｔｉｏｎ　オービスデータ ｆｏｒ ＭａｐＦａｎ ＰＬＡＮＮＥＲ／ＭａｐＦａｎ．ｎｅｔ」。
　全国に配置されたオービス（自動速度取締機）のデータを地図上に表示する同ソフトは、「ＭａｐＦａｎ─」ユーザー向け製品としてＣＤ版が販売されていたが、同社は今夏、980円のダウンロード版を発売。購入者の数は「予想を上回るハイペースで推移している」（第三商品企画営業部の中村浩司氏）と、手ごたえを見せている。

　同製品は、三栄書房が提供する全国約630か所のオービス設置データ（07年春版）を収録。インストールをすると、「ＭａｐＦａｎ ＰＬＡＮＮＥＲ」の地図上にオービス設置個所がアイコン表示される。オービスの方式に合わせ、表示されるアイコンは4種類。

「ネズミ」のアイコンでオービスの設置箇所を表示
　「ユーザーが求めている情報を提供するのが我々の役目」との思いから商品化。使い方について、同部の前田優介氏は、「出発の前に確認することで、スピードを出し過ぎないよう留意していただければ」とし、ユーザーの安全意識向上を促す製品であることをアピールする。
　ダウンロード版の価格は980円。「ＭａｐＦａｎ ＰＬＡＮＮＥＲ」のユーザーであれば、同社ＨＰから購入することができる。
　また、「ＭａｐＦａｎ ＰＬＡＮＮＥＲ」とのセット販売も開始している。「ＭａｐＦａｎ─」は、全国の地図情報を搭載したソフト。ＶＩＣＳとの連動で、工事などの各種道路規制や渋滞情報をリアルタイムで確認することができる。出発地と目的地からルート検索を行うことも可能。「有料道路を使用する・使用しない、主要道路を優先するなど、1度に3パターンのルートを提案してくれる」（前田氏）という。
　さらに、出発時間を指定すれば、ＥＴＣの割引料金の表示も可能。同氏は「通常価格との比較で表示するので、いくら割安になるのかが明確になり、コスト削減策の一つとしてお使いいただける」と自信を見せる。
　「パソコンで計画を立てて地図を印刷していけば、ルートに迷うことが少なくなる」と同氏。検索したルート情報をカーナビや携帯電話に発信することもできる。携帯電話版「ＭａｐＦａｎナビークル」は、月367円（登録初月は無料）で利用が可能。価格は4980円。

　詳細は同社ホームページ、http://www.mapfan-p.com/