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    ビー・スタイル 主婦の活用で最適な人員配置を実現

    2008年11月28日

     
     
     

     「物流センターの日ごと・週ごと・月ごとの波動」と、「主婦の希望する働き方」。この2つをうまく合致させることで、「日雇い派遣禁止」に頭を悩ませる事業者を支援するのが、人材派遣会社のビー・スタイル(東京都新宿区)だ。
     派遣スタッフの多くが主婦であるという特性を生かし、今後、人材の空洞化が深刻視されている軽作業派遣へ注力するという。HRR事業部MCワークグループの国府田嘉昭リーダー(写真右)と、社長室広報担当の高橋麻紀子氏(同左)に話を聞いた。


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     これまで、物流業界の「派遣」活用法は、急な波動に対応するため、前日や前々日に発注するようなケースが多かった。「日雇い」が禁止されると、このような発注は一切できなくなる。
     ビー・スタイルでは、「1か月以上の長期契約しか結ばない」(国府田リーダー)。しかし、「ピークに合わせてシフトを調整する」ことで作業量の多い時間帯や期間をカバーできるという。具体的には、現場ごとに日・週・月・年単位の作業量の波動をヒアリングし、繁閑に合わせたシフトを設計していく。
     たとえば、「1日のピークに合わせる場合=ピッキング業務に合わせて、午前中だけ就業するスタッフの人数を厚くする」「週のピークに合わせる場合=受発注業務が多く発生する月曜、火曜のスタッフを厚くする」など、柔軟に人員を配置するという。
     全体で見れば、就業する人数が増えることもある。しかし、余裕のある時間にスタッフを余らせておくという無駄が省ける上、何より毎回同じスタッフが通ってくれるという安心感がある。また、業務に慣れているため、日雇いで毎回異なるスタッフが派遣される場合と比べて生産性も高い。
     働く主婦の側も、育児や家事、扶養枠などの観点から、フルタイムではなく、「午前中だけ」や「午後2時まで」など、パートタイムで働きたいというニーズが多い。事業者側と主婦のニーズ、双方がうまく結びつくことで成り立ったビジネスモデルと言える。Webなどでのプロモーションにより、現在、1都3県を中心に約2万7000人の登録スタッフがいるという。
     仕分け、ピッキング、ラベリング、検品など、重い荷物でなければどんな業務にも対応し、1日3時間、週1日から対応可能。費用は地域によって異なるが、「交通費込みで、時給1300―1500円程度」(同)。
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    主婦のニーズにも合致
     コスト削減実績としては、フルタイムの日雇い派遣と比べた場合、日のピークに合わせるタイプで平均25%、週のタイプで同35%程度の効果が出ているという。
     同社のHPは、http://www.b-style.net/

     
     
     
     
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