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物流ニュース
甲西陸運 門型自動洗車機導入、ドライバーの負担軽減
2020年4月9日
総合物流業の甲西陸運(甲斐切稔社長、滋賀県湖南市)では、ドライバーの負担軽減を目的に、ハイエースから大型トレーラまで幅広く洗車可能な門型自動洗車機を導入した。小島馨常務は「大きな設備投資だが、洗浄能力の高い洗車機はドライバーの強い味方になる」と話す。
同社ではこれまでも車両美化は徹底しており、3日に1回洗車をするドライバーもいた。しかし、大型車の洗車時間はワックスがけを含めると5、6時間を要する場合もあり、作業時間の削減が課題になっていた。そのようなドライバーの負担を軽減するため、大型洗車機を導入したという。
甲斐切亮取締役は「5分程度で洗車が可能であることから、時短はもちろん労力の軽減になりドライバーも喜んでいる。夏の時期には屋外での作業時間が減るので、熱中症対策も期待できる。使用する水量も減るため環境にもやさしい」と話す。
洗車機の大きな特長として下部洗浄装置がある。冬季に道路に撒かれる融雪剤は、塩化カルシウムが含まれており車体やホイールが錆びる原因になる。同洗車機は下から勢いよく水を噴射する装置を装備しているため、融雪剤を効率よく洗い落とすことが可能になっている。
トラックの自動判別は洗車機が行い、ドライバーが使いやすい操作パネルを配置。車両停止位置案内装置や緊急停止装置などの安全装置も充実している。
小島常務は「仕事の道具であるトラックを大事にしているドライバーは、事故を起こさない傾向がある。また、トラックが綺麗ならば荷主企業からの信用も高まる。今回の洗車機導入で、ドライバーの美化意識がさらに向上すれば」と話した。
◎関連リンク→ 甲西陸運株式会社
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