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物流ニュース
GT「見える化」を促進、運行管理システム「グッドトラック」
2020年5月26日
「自分が欲しいと思えるものを形にした」。自社システム「グッドトラック」をそう表現するのは、同ソフトの開発者でもあるGT(藤城功司代表、神奈川県相模原市)COOの鈴木弘一氏。「グッドトラック」は同社が開発、販売しているクラウド型運送管理システムで、運送業界での経験を生かした開発陣が現場目線で「何が必要か」を考え、運行から労務管理までにおける一貫性のあるオペレーションを実現。厳罰化がすすむ運送業界を取り巻く法規制のなかで、特に必要性が求められている拘束時間の把握に関しても、効果を発揮するものとしている。
鈴木氏は同システムの特徴として、あらゆる面での「見える化」の促進を挙げ、情報共有、配車、労務、事務、点呼、運転者(従業員) 、車両、経営分析といった多岐に渡る機能を一元化することによる効率性の高さを指摘。運用を進めていくことで向上が見込めるという社内の「健全化」に関しても言及し、さらに労務管理面においては「いざという時の監査への対応にも有効」との見解を示している。
また、同氏は「運送業界はIT化が遅れている」との考えを明かしてスマートフォンを視野に入れた新たなアイデアに触れるなど、今後におけるITシステム活用による業界の現場改革にも前向きな姿勢を表明。「社内の見える化」と「健全化」の波が大きく広がることでもたらされる、業界の地位向上がひとつの目標とも語り、「いずれは『運送業界で働いている』ということを、子どもらに胸を張って言えるようにしたい」と、自社システムを起点とした前向きな未来への可能性にも思いを巡らせている。
◎関連リンク→ GT合同会社
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