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物流ニュース
オムロン・水口工場閉鎖…滋賀の運送事業者から嘆きの声
2009年3月26日
「どんどん滋賀県から工場が消えていく」と話すのは、県内の運送事業者。同事業者が指摘するのはオムロンの水口工場(滋賀県甲賀市)のこと。「6月に閉鎖するという。物量が落ちていく一方だ」と嘆く。
オムロンは、「緊急対策・構造改革の一環として、不採算事業である『大型バックライト事業』の収束と水口工場を含めた海外工場(英国)の2生産拠点の閉鎖を決定」とし、「半導体専門工場として75年に開設、これまで機能していた水口工場だが、今後は野洲事業所に生産機能を移管して、6月に閉鎖する」と発表。
県ト協の幹部も「滋賀県はいままで、工場のお陰で他県よりも潤っていた。今回、不況の波をモロに受けている」と指摘。前出の運送事業者も「まだまだ閉鎖やラインを止める工場が増えるのではないか。モノが生産されなければ、物流も止まってしまう」と嘆く。
オムロンでは、子会社・孫会社を含めた3社を解散する。「世界経済の悪化と個人消費の低迷」が理由だが、今回が第1弾のリストラ策で、第2弾も概要が固まり次第、明らかにする。(小西克弥記者)この記事へのコメント
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