-
物流ニュース
大和ハウス工業 ドライバーの作業時間約10%削減「DPL横浜港北I」
2020年7月28日
大和ハウス工業は7月10日、神奈川県横浜市都筑区に建設するマルチテナント型大規模物流施設「DPL横浜港北Ⅰ」の着工に際し、地鎮祭および記者発表会を行った。
同社では神奈川県に、すでにマルチテナント型の物流施設「DPL横浜大黒」や「DPL川崎夜光」のほか、特定荷主専用物流施設BTS型物流施設など21棟を開発しているが、今回開発する施設は、この3月に開通した首都高神奈川7号横浜港北線の「横浜港北ジャンクション」の目の前に位置し、第三京浜道路や首都高速湾岸線、東名高速道路、圏央道にもアクセスしやすいとして、立地的にも注目されている。
同棟が建設されるのは、免震システムや非常用自家発電機を設置したBCP対応防災配慮設計の地上6階建てで、敷地面積約4万490平方m、延べ床面積は約99万7677平方mで、横浜スタジアム約2.8個分に当たる広さ。特殊車両の45フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れ可能で、トラックバースは施設全体で210台分設置する。すでに引き合いがきており、最大12テナントを受け入れるキャパがあるが、現在希望する各社は1フロア全面ないし数フロア全面を希望しているため、契約社数は3‐6社になる模様で、医薬品や量販店、食料品などの取り扱いになる見込み。館内には無人のコンビニエンスストアやテナント企業の従業員向け保育施設も設置、従業員の通勤用として普通乗用車約250台、自転車の駐輪場約260台分も用意した。
地鎮祭後に開いた記者発表会で浦川竜哉常務は「物流施設も地震等の災害でも荷物や設備のダメージを最小限に抑える免震システムの採用希望が増えている。また省人化、省力化のためトラックの入場予約システムも導入した。コロナ禍では、直接人と接触せず、効率的に館内に入場できるシステムで、ドライバーの作業時間を約10%削減できる」と話し、「首都圏の1都3県の中でも神奈川県の占める位置は高い」と述べ、今後も投資の増額分で開発を進めていく意向を示した。
◎関連リンク→ 大和ハウス工業株式会社
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ