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    駐車トラックがパンク被害 横浜の運送会社で

    2009年4月9日

     
     
     

     横浜市内の運送会社で3月下旬、営業用トラックのタイヤに次々と穴を開けられ、パンクさせられるという事件があった。被害に遭った運送会社は、駐車場のセキュリティ強化などの対策に頭を悩ませている。
     同社が被害に気づいたのは朝のこと。本社事務所前に駐車している軽自動車のタイヤがパンクしており、タイヤの側面に穴が開けられていたという。


     同じ敷地内に営業用トラックが多く駐車しており、最初は軽自動車だけの被害と考えていた。だが、すべてのトラックを調べてみると、ほとんどのタイヤの側面に千枚通しのようなもので穴が開けられていたという。
     全車両のパンク修理、タイヤ交換を行うには費用も時間もかかり、業務に与える影響は甚大だ。幸い、被害に遭った日は荷主の出荷がない日だったため、緊急に代わりのトラックを用意する必要はなかったようだ。同社は警察に通報。現在、捜査中だが、犯人はまだ捕まっていない。
     同社の駐車場があるのは、周辺に運送会社や工場が立ち並ぶ工業地帯の一角。事務所に併設しているが、これまで監視カメラや入り口にチェーンをつけるなどはしていなかったという。同社の社長は今後、防犯カメラや防犯照明などの導入を考えている。
     タイヤをパンクさせるなどの器物損壊事件は各地で起きている。トラックが出庫する際にすべてのタイヤがパンクしていたりすれば、大きな問題になりかねない。普段から防犯カメラの設置や駐車方法を考えるなど、セキュリティに対する心がけが大切だ。(千葉由之記者)

     
     
     
     

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