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    減車せずに車庫に放置、車検切れで走らせるケースも…

    2009年4月14日

     
     
     

     輸送依頼が減って車庫にトラックが止まるようになれば減車で対応する…と考えるのが一般的だが、ナンバープレートを取り付けたまま待機させているという運送事業者も少なくないという。ある運送社長は「動かないトラックは、まず任意保険を切る。そのうち車検が切れても、そのままナンバープレートを付けて車庫に放っておく」と話す。


     以前と比べれば増減車の手続きは簡単かつスピーディーになっており、いったん運輸支局に車検証を戻して車庫にトラックを止めておく場合と大差はないのが実情。もっともナンバーが変われば、ETCカードの登録情報などを最初からやり直さないといけない煩わしさがあるのは確かだが、税金の面でも違ってきそうなだけに選択の判断は微妙だ。
     こうした事態に警鐘を鳴らす関係者もいる。「スポットの仕事が入り、ナンバープレートが付いているから車検切れのトラックを走らせてしまった事業者がいる。そういうときに限って交通違反や、もらい事故などに出くわすもの」と、実際に起きたという例に触れながら、「下請け・孫請けの仕事がメーンなら、さらに現実は厳しい。でも、最低限のルールは守らないといけない」と指摘している。(長尾和仁記者)

     
     
     
     

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