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物流ニュース
丸善総業 自家給油設備としてコンボルト型地上タンク導入
2020年9月25日
丸善総業(征矢正幸社長、千葉県市原市)は、自家給油設備として「コンボルト型地上タンク」を新たに導入した。同タンクは、米国コンボルト社が開発。国内で唯一、自家用給油取扱所に設置が認められる地上型タンク。
「自家給油とスタンドでここまで差額があるとは思わなかった」と同社長。燃料の使用量と差額を計算すると、導入コストも3年でペイできることがわかった。銀行からも「良い話」という返事がもらえたことから導入に踏み切った。
運用初月数回の給油で、「銀行の返済分のほかに数十万円のお釣りを出すことができた」とその導入効果を語る。燃料費の削減により、事務所の一部をリノベーションすることができたという。給油の煩わしさから開放されドライバーからの評判も良く、同社長は「従業員のためになるならば、やるべき」と続ける。
コンボルト型タンクは耐久性に優れる一方で、土地を専有してしまうデメリットがあるが、それも大きな問題にはならなかったという。
また、同社の場合、老朽化により使用を停止していた既存の給油設備を流用できたことも工事費用の面で有利となった。
さらに、自家発電設備も備えることから、万が一の災害時でも給油が可能。BCPの側面からもメリットは大きい。
「コンボルト型地上タンク」を取り扱うシゲミコウキ(重見太郎社長、神奈川県横浜市)は、「地下タンク老朽化における、画期的な新たな選択肢になる」と説明。地下タンクの老朽化は漏洩などのリスクが少なくないため、コンボルト型地上タンクは有益な設備投資にもなり得そうだ。
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