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物流ニュース
社外研修に積極参加、自信をつける若手経営者
2009年4月14日
最近、社員教育や幹部候補の教育を自社で行わず、高額な料金を払ってコンサルティング会社などに依頼するケースが増えている。運送業界でも、自ら志願して厳しい研修に参加し、自らのモチベーションを高め「やる気」を引き起こす若手経営者が増加している。
こういった研修に参加した経営者に話を聞くと、全てが前向きで、何も怖いものはないと思える自信満々な態度だ。「例えば、営業マンが『1つの小さな荷物を東京まで輸送してほしい』と新規の荷物を取ってきても、ほとんどの運送事業者は採算が取れないと、そのまま流してしまう」といい、「ウチなら、この荷物に他の荷物を肉付けして1台のトラックで配送できるシステムを考える。この発想はセミナーで学んだ」と語る。
実際、このセミナーに参加している運送事業者の多くは、不況下でも業績を伸ばしているとのことで、大阪市で食品配送を行う運送会社では、約30台のトラックで5億円から6億円もの売り上げを上げている。同セミナーには、若手経営者を奮い立たせる何かがあるようだ。
大阪・泉州地域で同セミナーに約3年間参加している若手経営者は、「知人の紹介で参加したが、そこですごい業績をアップさせた運送事業者と知り合って以来、積極的に参加している。不況を不況と感じない精神を培ったことで、物量が減れば、かき集めてでもトラックを満載にさせる思い。また、今まで見逃してきた情報、物量も研究して話し合い、自社の仕事につなげることで事業拡大になる」と自信を持って語る。(佐藤弘行記者)この記事へのコメント
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