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    陸災防大阪 初任運転者対象の安全運転実習を開始

    2009年4月21日

     
     
     

    【大阪】陸災防大阪府支部(坂本克己支部長)は11日から、会員を対象に「雇い入れ時・初任運転者の安全運転教育実習」を開始。
     企業向けの安全運転研修をサポートするSSD研究所(大阪市天王寺区)と提携、新規・中途採用のドライバーなどを対象に、自動車教習所で安全運転教育を行う。受講料は全額助成され、トラック運送事業者の安全運転講習の負担を軽減するため側面支援を開始した。


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     教育実習の施設は、大阪で唯一の自動二輪から大型二種免許まで全車種の免許をそろえ、総敷地面積3万3300平方mを誇る阪和鳳自動車学校(堺市西区)。実施曜日は毎週火・木・土・日曜日、祝日となるが、SSD研究所の野村幸一氏は「曜日によって時間などは変わる」と話す。
     教育実習は、午前と午後ともに各1人でカリキュラムを設け、初日の11日は午前の部にエフワン流通(泉大津市)の和田雅史さんが、午後の部にはフレッシュ便大阪(大阪市西淀川区)の 野大地さんが参加。同教習所のトラック(MT車、最大積載量5.5t)を使用し、インストラクター指導の下、2時間の教育実習を受けた。
     安全運転実車走行は、教習所内の基本走行と一般道路で応用走行を実施。日常点検からS字コースや車庫入れなどを行い、ミラーの活用方法、死角や車間距離、内輪差などトラックの特性理解の実習が行われた。また、エコドライブや運転者が目で見たもの、注意したものを実際に言葉にして運転するコメンタリードライビングなども実施。
     実車走行後、SAS(睡眠時無呼吸症候群)のアンケートや運転状況確認テストのほか、担当インストラクターが注意点をアドバイス。阪和鳳自動車学校講習課長・副管理者の坂東峰夫氏は「トラックの企業研修は初の取り組みとなるが、乗用車とは違うトラックの特性を理解して、安全運転に努めていただきたい」とコメントする。
     SSD研究所の野村氏は「基本となる当たり前のことを行える、交通安全の環境づくりをサポートしていきたい。教育実習の定員まで、まだ空きがあるので問い合わせていただければ」と説明。受講した和田さんは「大型を2か月前に取ったばかり。緊張したが自分の運転のクセを理解できた」と話している。
     問い合わせは、電話06(6191)7100番(SSD研究所)まで。(山田克明記者)

     
     
     
     

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