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物流ニュース
営業活動のオンライン化 電話やメールなど非接触にシフト
2020年10月6日
新型コロナウイルスは運送会社の営業スタイルも大きく変えた。
「リーマン・ショックの時は、多くの顧客を訪問することである程度落ち込みを防げたが、今は顧客に会えない」といった声が聞かれたように、動きたくても動けないジレンマを抱える営業マンも多い。緊急事態宣言解除後も、感染者数の増加などの影響で遠方への出張禁止が言い渡されているため、思うように営業活動ができない企業もあるようだ。
今年5月に行われた企業のIT動向調査では、コロナ危機を受けて緊急に実施した対策について、「テレワーク制度の導入」や「リモートアクセス環境の新規・追加導入」などが上位に並ぶ中、6位に「営業活動(商談)のオンライン化」がランクインしている今後、新型コロナウイルスが終息した後も、ITを活用したオンラインでの営業活動が求められる可能性は非常に高い。
大手証券会社のケースでは、対面営業を減らし、電話やメールによる非接触営業にシフトしているという。
大手生命保険会社も営業手法を見直し、2020年度は新規顧客の開拓をやめ、非対面を中心とした既存顧客との関係強化に切り替えている。
非対面の営業に必要なのはわかりやすい資料の事前準備や顧客からの要望に対する迅速な対応力だ。また、既存顧客を大事にできない会社は、新規顧客にも選んではもらえない。新型コロナウイルスを機に、既存顧客との関係をより一層深めていくことができれば、今後も長い付き合いを続けることができるのではないだろうか。
これまで日本の営業は「足で稼ぐ」という言葉のように、現場の長時間労働に頼る部分が多かった。
しかしアフターコロナでは、非対面営業も活用できる企業が生き残ることができそうだ。
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