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    【攻めの経営 守りの経営(6)】攻勢の機を待つ

    2009年4月28日

     
     
     

     「『攻め』の中にも守りはあり、『守り』の中にも攻めがある。武道もスポーツも、勝負事は何でもそうだが、両者は表裏一体のため一概には言えない」と青戸運送(東京都葛飾区)の鈴木三津夫社長。


     「強いて言えば、この時期、『守り』に入りながらチャンスを待つといったところ。いつまでもこのまま(大不況)の状態ではないはず」
     フーテンの寅さんではないが、人情の機微に触れると嫌とは言えない葛飾育ち。銀行から借り入れを頼まれ、とくに必要でもなかったのに借金をした。「甘かった」と思う。
     コンサル企業に相談し、借金を返済しつつ事業収益を上げていく「経営改善計画」を昨年10月に策定。その後、経済環境は悪化していくばかりだが、計画は修正せずに「所期の目的達成」に向け、コスト削減を含め頑張っている。
     現場でドライバーが足りない時など、自らハンドルを握って汗を流す。多忙な仕事の合間をぬって荷主に対する「物流改善案」を作成するなど、文武両道の鈴木氏は「安い運賃の仕事は受けない方針」という。「単に安いというのでなく、原価計算が成り立たないような仕事のこと。どんなに苦しくても、自らの首を絞めることになる」からだ。
     「今は歯を食いしばって頑張るしかない。私の経営ミスが改善できれば、確実に『攻め』に入れる」と笑顔を見せる。(土居忠幸記者)

     
     
     
     

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