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物流ニュース
コロナ不況、予想以上に厳しく 「できる限り多くの融資を受けていくことが重要」
2020年10月2日
コロナ感染拡大に伴い緊急事態宣言が発令され、大幅な売上低下などで経営が厳しくなり融資を受ける運送会社も多かった。
その後、緊急事態宣言は解除されたものの、物量は回復しておらず、一部では再度の融資を求める運送会社も存在するようだ。
大阪市に本社を構える運送A社は「取引銀行の銀行員からは、コロナ禍が長引くことを予想して、出来るだけ様々な機関を通じて資金を多く融資してもらえるようにと指南してくれていた。その結果、当社では約1億円の融資を受けられた。当初は融資額が大きいのではと考えていたが、長引くコロナ不況を考慮すれば必要な金額だったと思える。ある銀行員は、すでに2回目の融資を申し入れる企業も多く、今後借り入れが思うようにできない会社は秋以降には倒産という結果になるのではと話していた。当社としては多く融資を受けていたおかげで当面は運転資金には困らない」と話す。
運送会社の経営面をサポートするコンサルタントは、「以前から、融資が受けられないといった相談や再度の融資を求める運送会社の相談にも応じているが、長引くコロナ不況に備えて、できる限り多くの融資を受けていくことが重要」と語る。
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