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    広島県内でトレーラ事故が多発

    2009年5月11日

     
     
     

     広島県内で大型車両による交通関係法令違反が増加している。県警本部によると、昨年に検挙された違反車両や、それが原因で発生した交通事故などが前年比5件増となる17件にのぼっており、なかには5件の過積載下命事案も含まれている。17件のうち14件には大型トレーラが関係しており、同県警では関係者らに指導の徹底を呼び掛けるとともに、取り締まりの強化に乗り出す方針だ。


     運送関係企業によると、17件の違反には県内のタクシー会社が含まれているものの、残りの16件はトラック事業者によるものという。交通事故が端緒となって違反行為が発覚したケースが9件と大半を占めている一方、110番通報によるものも4件あった。
     一方、トラック関係の違反のうち14件と突出している大型トレーラでは、すべての事案で無許可通行が発覚。さらに、車検切れの車両を使用していた例や、通行許可書を偽造するという悪質な行為なども見られ、あらためて企業としてのモラルが問われることになりそうだ。(長尾和仁記者)

     
     
     
     

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