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物流ニュース
クラダシ ECサイトの発展は物流がポイント「運送会社と連携を」
2020年10月22日
フードロスゼロを目指すクラダシ(関藤竜也社長、東京都品川区)は、SDGsが採択される7か月前の2015年2月に社会貢献フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI」の運営を開始。BtoCを基本に会員は現在、全国に10万人、主に口コミや紹介で増えている。
関藤社長は「日本の大きな社会課題として食品ロスがあり、この課題を解決するために会社を設立して『KURADASHI』というサービスをつくった」とし、「メーカーから小売店にいたるフードサプライチェーン上や飲食店で生まれているロスの部分の削減を手掛けている」という。
新型コロナウイルスの感染拡大で、飲食店やホテルの休業、時間短縮が行われるなか、食材を卸していた生産者が窮地に立たされている。「この問題を解決する上で大切だと考えている部分は、食材・食品のブランドイメージを守ること」としている。
市場価格を崩さないという理由で捨てられていたものに、付加価値として「フードロスゼロ」という社会貢献を加えることで、市場価格を崩さずに消費者がお得に買い物をすることができるようにしている。
食品ロス削減に取り組む「KURADASHI」の取引先である協賛企業は現在、食品メーカーをはじめ、卸や小売店、販売会社など、約700社となっており、「KURADASHI」からは月に約2万件が出荷されている。
関藤社長は「事業を続けるにあたって今後ますます、物流がポイントになってくる」とし、「エリアごとに新たな物流会社と提携したり、当社にマッチするサービスを提供してくれる運送会社と組んでいきたい」としている。
「例えば、倉庫とトラックを持っている地域の運送会社が、地元の生産農家と組んで、野菜セットをつくって『クラダシセット』として当社が買い上げて販売するというような、加工込みでやってもらえる運送会社との提携なども面白い」と考えている。
◎関連リンク→ 株式会社クラダシ
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