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    荷動きが低迷…大阪ー関東が「5日運行」に

    2009年5月26日

     
     
     

     「この前は関東まで5日運行だった」と話している大阪府東大阪市の運送会社社長。
     通常、大阪から関東までの運行は、夕方に荷物を積み込んで出発、夜間走行し、翌日の朝に荷物を下ろし、その夕方に荷物を積み込んで、大阪に向けて走る「3日運行」の行程が一般的。しかし、帰りの荷物がないために、荷物が出るまで現地に滞在するケースが多くなっているという。


     荷物は前年同月比で4割減少しているという同社。長距離運行をメーンに事業展開しているが、帰り荷物の確保に苦労している。
     「以前は地場の仕事があったために、関東からの帰り荷がなかったとしても空車で帰らせていたが、今は、その地場の仕事すらなくなってしまった」。荷物が出るまで空車のトラックを動かすことができず、運転者は現地のトラックステーションや高速道路のSA、コンビニエンスストアの駐車場などで2泊、3泊の滞在を強いられる。
     帰り荷が出たとしても運賃は総崩れの状態。「今は、運賃は相場がない状況。大型車なのに4t並みの運賃で走ることもある」という。そのため「帰り荷を積み込んでも高速道路に乗ることはなく、一般道路を走らざるを得ない」。
     高速道路料金が深夜割引に加え、新しく平日3割引の制度が創設されたが、「それでも高速に乗れない。トラックの償却すらまともにできない状況になっている。運転者は疲労の限界に達しており、非常事態だ」と訴えている。(大塚仁記者)

     
     
     
     

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