関東運輸局は、自動車関係団体などの協力を得て1日から30日までの1か月間を強化月間として「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼルクリーン・キャンペーン」を実施する。

　不正改造車取り締まりの対象は、窓ガラスへの着色フィルム貼り付けやフロントガラスへの装飾板装着の車両、速度抑制装置を不正改造した大型貨物自動車、燃料ポンプの封印取り外しなどによりディーゼル黒煙が悪化している自動車、不正軽油を使用している自動車など。
　過積載を目的とした、さし枠などの取り付け、リヤバンパーを切断、取りはずした自動車、新規検査などが終了後に自動車の一部部品を取り付ける二次架装が施された自動車も対象となっている。
　キャンペーンでは、架装メーカーや自動車販売会社などに不正改造事例を用いて不正改造行為の禁止について周知徹底する。
　また、「迷惑改造車相談窓口（不正改造車110番）」を設置し、相談、情報収集を行い、情報を基に自動車ユーザーに対して警告書を送付する。黒煙についても「迷惑黒煙相談窓口（黒煙110番）」を設置して情報を集め、自動車ユーザーに自主点検を呼びかける。（千葉由之記者）