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物流ニュース
「週休3日制」で宵積みに変化 断るケースも
2009年6月10日
【兵庫】「移動式仮倉庫」とも呼ばれた、休日のトラックの「宵積み」に変化が見られるという。不況で製造業の週休が3連休になるケースが散見され、運送事業者側も宵積みを引き受けられなくなっているという。
宵積みは、朝一番出発の荷物を前日以前に引き取り、物流を円滑化させる手法として多用されている。土日の週休2日制が定着してからは、金曜の夕方に積み込んで月曜朝に降ろす、丸2日半の「移動式仮倉庫」の状態が定着していた。
県内の事業者によると、荷主が金曜を含めて3連休にする事例が散見されるそうだ。この場合、宵積みをすると丸3日半、つまり週の半分は1つの輸送業務のためにトラックを占拠されてしまう。さすがにトラック事業者側も断らなければならなくなっている。この事業者は「月曜朝に荷受け側が荷物を欲しい場合、出荷を木曜日中にして欲しいと荷主に頼んでいる」と話し、荷主側へ改善を提案。
「3日半の宵積みをしてもいい事業者があれば、仕事を持っていかれかねない」とも話す。(西口訓生記者)この記事へのコメント
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