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    ETC追突事故 過失は後続車に

    2009年6月11日

     
     
     

     「ETCレーンでの追突は、いかなる場合でも追突した側が負ける」。兵庫県交通共済協同組合(神戸市灘区)の柳内国拡常務理事は県内各地域のトラック協会の会合でこのように話し、注意を呼びかけている。


     2年前、横浜地裁でのある判決で、ETCレーン内で停止した車両とそこに追突した後続車両が過失割合をめぐり訴訟となった。判決は、ETCの利用規定で「前車が停止した場合であっても前車に追突しないよう」定められていることを根拠に、後続車の全面的な過失を認めた。
     同氏によると、同共済組合員によるETCをめぐる事故は減少傾向とのこと。事故の減少は組合の財務基盤強化にもつながり、11日に行われる総代会での08年度決算内容にも反映されている。
     同氏は、「これまで事故情報は、ファクスで組合員に伝えてきた。もし、ETCの件を知らないのであれば、点呼のときなどに乗務員に伝えて欲しい」と話す。(西口訓生記者)

     
     
     
     

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