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    景気低迷で青果物が大口から小口に移行

    2009年6月17日

     
     
     

     初夏を迎え、全国からトラック便による新野菜の輸送が開始されている。また、海外からもアメリカンチェリーの受け入れが増え、航空貨物輸送を行う青果物の運送事業者は繁忙期を迎える。


     国内でも、北海道などからジャガイモ、ニンジンなど青果物が大量に輸送されてくる時期で、フェリーを利用したトレーラ輸送で青果物を運ぶ運送会社も、例年ならばこれから秋にかけて大忙しになるはずだが、今年は青果物にも不況が影響しているようだ。
     大阪府堺市で北海道などからの青果物を近畿や中国地域の市場に輸送するトレーラ輸送業者は、「毎年、初夏から秋には青果物が北海道などから輸送され、猫の手も借りたいほど忙しいが、今年は5月になっても輸送量が全然伸びない。いつもこの時期に傭車を行っている運送会社も青果物輸送に期待しているが、ふたを開けてみると傭車を利用するほどの物量がない」と話す。
     一方、航空便で北海道などの青果物を輸送する運送会社では、「北海道から順調に青果物は輸送されており繁忙期を迎えている。しかし、われわれ小口の青果は順調に取引されているが、大口の青果の動きは鈍い。外食産業の低迷によるものだろう。当社はアメリカなど海外からの青果物も輸送しており、これら小口の青果物は順調だ」という。
     青果物と言えば人間生活を支える食料品であり、景気に影響しにくいと思われがちだが、大口から小口への移行など少なからず景気低迷の影響が出ているようだ。(佐藤弘行記者)

     
     
     
     

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