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物流ニュース
プラスオートメーション 物流ロボットをシェア 月額定額制のサブスクで展開
2020年12月22日
「顧客、業界全体と共に」「テクノロジーで次代のロジスティクスを創る」をミッションに掲げるプラスオートメーション(東京都港区)は、オンライン記者会見を開催。登壇した飯間卓CEOらは、ロボットを用いた課題解決型のサブスクリプションサービスで「実現したい未来」を語った。
「物流業界が置かれている状況は、以前からの人手不足や物流の複雑化に加え、昨今多発する災害やコロナ禍に代表される疾病など、想定を超える速さで変化している」と切り出す同CEO。「ニーズに対応しようにも、変化のスピードが速く、物流オペレーションの短寿命化が課題になっている」と指摘した。
続いて、山田章吾COOが「世界的にも稀なロボットを活用した課題解決型のRaaS(ラース)企業」という同社のサービスについて説明。「ロボットはあくまで手段であり、その先の価値の提供や課題解決を初期投資ゼロ円から、月額定額制のサブスクリプション型で展開している」と述べた。「繁閑の異なる顧客同士でロボットをシェアすることで『必要な時に必要なだけ』を実現する」。
最後に、大西弘基CMOが事例を紹介。「大手宅配事業者では、急激な巣ごもり需要で仕分け作業などに課題があったが、1―2か月で現場にロボットを活用したオペレーションを導入でき、週ごとに変化する物量にも、容易なレイアウト変更で対応できた点などが好評」と述べた。
飯間CEOは、「固定設備とは異なり、柔軟性やリードタイムの少なさが魅力のロボットのシェアで、顧客同士の連携も含めて業界全体の高度化に貢献したい」と総括。「シェアリング先を増やすことが重要なため、3月末までの今期は20サイト、来期は40―50サイトの確保を目標にしている」と締めくくった。
◎関連リンク→ プラスオートメーション株式会社
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