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物流ニュース
<高速道路>お盆期間の一部、物流車両「終日5割引き」
2009年7月7日
国交省は6月30日、「高速道路におけるお盆時期の渋滞対策」を発表した。ETC搭載の乗用車(普通車)を対象とする高速道路料金の土日祝日「1000円乗り放題」の休日特別割引を拡大し、8月6、7、13、14日の木曜、金曜にも実施。物流事業者に対してはこの割引拡大の前後に「終日5割引」を適用する。同省道路局は「乗用車、物流車両双方の利用状況を踏まえた割引導入でお盆期間の交通の分散を図る」としている。
休日特割拡大に伴い、中型以上の物流車両とバスについては現行の深夜5割引を昼間まで拡大する形で、8月3―5日、10―12日、17、18日が「終日5割引」となる。国および道路会社各社はこうした割引施策で「土日のみ上限1000円」に比べ「渋滞発生を2割程度」現行予測より減らせると見込んでいる。
ゴールデンウィーク期間中の渋滞発生状況を踏まえ、無意識に速度が低下しやすい上り坂やトンネルを中心に「LED標識」「照度アップ」など速度低下抑制のための対策を強化。また、駐車場整理員による誘導強化、ラバーコーン設置などで乗用車の駐車を抑制し、大型車駐車スペースを確保。重点的に対策する個所(東北道、東名、名神、山陽道、九州道など)では「事前に物流、バス事業者に知らせる」としている。このほか必要箇所に仮説トイレを増設、緊急時の携帯トイレの配備も増強する。(土居忠幸記者)この記事へのコメント
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