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    【大不況の今こそ!わが社の社員教育(8)】全員を同じレベルに高める

    2009年7月17日

     
     
     

     「協会のセミナーなどを有効に使わせてもらっている」と話すのは、滋賀貨物運輸(滋賀県大津市)の梅本知秋社長。「本人の経歴にもよるが、他産業からこの業界へ入ってきた人間が一人前になるのに1年はかかる」と梅本社長。「それまで、どのように会社がサポートできるかがカギ」と指摘する。


     「空いた時間でミーティングをきちんとやり、全社員が同じ質になるよう高めていくことが大切。ドライバーはもちろん、管理職にも厳しく指導する。管理職がきっちり現場を管理してこその社員教育。それでなければコンプライアンスは守れない。この時代、コンプライアンスが徹底できないような会社は淘汰されてしまう」とも話す同社長。「少しの時間でも大切にして、社員教育を徹底させている」という。
     最近では、従業員雇用の面接を「もう任せている」というが、以前は「面接では言葉遣いから身だしなみまで、きちんと見ていた」という。「しっかりした教育を受けてきたかは、面接ではっきりわかる。そのような人物なら、教育のしがいもある」からだ。
     「荷物を預かる以上、会社としても中途半端なことはできない。信頼できる人間にしかトラックを任せられない」と話す。(小西克弥記者)

     
     
     
     

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