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物流ニュース
排ガス規制で出回る中古車、掘り出し物のトラックも
2009年7月22日
【中国】「ウチの仕様にすれば、900万円近くになる4t車が、新古車のような状態で750万円で手に入った」と岡山市内の運送会社幹部。過日、中古トラックの販売業者を通して購入したのは実走行1000kmという、事業用車両では「ほぼ新車」に分類されるようなトラックだった。
「この(岡山)辺りは、排ガス関連の法律や条例が厳しく敷かれている大阪などと事情が違う。だから13年落ちの車両も結構あるし、それを代替えすれば補助金が出るという制度も使えるが、もらう補助金より遥かに多くの追い金が新車購入には必要。むしろ目先を変えて年式が新しく、新古車に近いトラックを探すほうが有利ではないか」と同幹部。
廃棄処分をともなう代替えだけでなく、新車を買うだけでも、それなりの補助金が支給される制度へのトラック事業者らの関心は高いが、一方では良質な中古トラックが安価に流れている実情にアンテナを張る関係者も散見される。「いったん収まっていた中古トラックの買取業者からの電話が、このところ再び増えている」(広島市内の運送社長)というが、これも補助制度の影響した動きかもしれない。(長尾和仁記者)この記事へのコメント
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